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無理している人に

by 渋谷雄大

無理していることに気が付きましょう

沢山のことに無理をしてきている人。
自分自身が無理していることに気が付けなくなってしまっている人。

昨日たまたま観た、福士蒼汰主演のドラマ「愛してたって、秘密はある。」
細かいことは良いとして、昨日の内容の中で「人間っていうのは辛いのは続けられないようにできている。自分がついた嘘に溺れたのかもしれない。」っていう言葉が印象的でした。

認知的不協和

人間というものは矛盾した2つのことが起こった場合、何となく嫌な気持ちになります。その気持ちを解決しようと矛盾を解消するためにどちらかを正当化しようとする認知的不協和という心理が生まれます。

一般的に良く例えられている例として「タバコ」がありますね。
喫煙者には常に2つの矛盾が突きつけられています。
ひとつは、タバコは美味い。
でも、タバコは毒である。

そんな状況で吸うタバコは美味しくないですよね。
これが認知的不協和状態に陥っている状況です。

で、そのモヤモヤを解消しようと、人は自分の行動を正当化させようと色々と理由を見出すようになります。

「タバコを吸わないほうが体に悪いんだ!!」
「みんな吸っているから大丈夫でしょ?」
「タバコ吸っていなくても病気になる人もいるでしょ?」
「そうなったらそうなったらさ。」
「タバコ吸って長生きしている人もいるしね。」

何ていう風にです。

僕自身も先日MacBook Proを購入しましたが、金額的には結構いい値段したのですが、

「仕事で使うものだし良いもの買わなくちゃ。」
「5年使うって考えたら安いものだ。」
「息子のためだ。(息子がYouTuberになりたいと言い出したので、古いMacを息子に譲った)」

何ていう認知的不協和の解消に走っています。
そして今や当たり前のように生活しているわけです。

認知的不協和の解消

昨日のドラマの中のあらすじでは。
『友人が手首を切って自殺していた。それを見つけた境(登場人物)は助からないと分かったためこれ以上苦しんで欲しくないと思い友人の首に手を掛けて命を奪った。裁判では情状酌量のため実刑にはならなかった。』
しかし実際は、友人は境を精神的に常に拘束しており、『菜月のこと鬱陶しかった。だって私のこと縛るだもん。死ぬ気なんてないくせに、見張ってないと死んじゃうよって。助けようと思えば助けられた。でも目が冷めたらまた私を追い詰めるんじゃないかなって思ったら。もう目覚めてほしくなかったんです。』という思いだった。
翌日、境は自ら命を絶った。

という内容なのですが、認知的不協和状態が極限まで続くことで、自分を正当化することに限界がくることで自らの存在をなくしてしまうという行為に出てしまうことがあります。

認知的不協和状態を解消しようと、人は自分自身を正当化させようとします。
しかし、正当化したとしても心のどこかで後ろめたさや苦しさは抱えている状態は継続します。

コンサルタントとして、経営者や創業者に対してアドバイスしていますが、こういう強いストレスを感じやすい方ほど自分自身を正当化させようと分厚い理屈で隠れてしまっています。
コンサルタントが何を言っても、自分を正当化させようと必死になって隠そうとしてしまうんです。

でも明らかに自分自身の中に矛盾を抱えていることにもうっすら気がついている状況。
そういう状況の方とお話させていただくと、表情や言動、行動にはっきりと表れてきます。
例えば、そういう方は、何を言っても同じ言葉で返してきます。まるでオウム返しです。「私なんて◯◯なんだから大丈夫なの。」とかです。自分自身の矛盾を深掘りして考えると、その矛盾が大きくなってしまう。だから深く考えなくなってしまう。そうなるとワンパターンで返すようになります。何を言ってもパターン化された回答しか返って来なくなるんです。

厄介なことは、そのことに自分自身すら気がつけなくなってしまうということです。

良いですか。
そういう矛盾を抱えたまま過ごしていると、どこかでその防波堤は崩れ去ってしまいます。
どんなに正当化したとしても、どこかでその矛盾は表面化してしまいます。
ちゃんと自分の気持に向き合って、早い段階で、根本的な解決策を模索することをオススメします。


渋谷雄大
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