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事業立地

by 渋谷雄大

そもそも何をするか?から考えよう

神戸大学大学院教授の三品和弘広氏の書籍に大事なことが書かれています。
高収益企業の研究での共通点は、

「事業立地」が良いこと。
逆に事業立地の見直し無しに「製品」の改善などしても成功している事例が殆ど無い。ということ。
さらに、良い事業立地とは何か?
それは、魅力的ではない立地。競合他社がやりたがらない分野に参入することが高い参入障壁となる。

今年も全国で創業塾がはじまっていますが、上記のようなことはとても重要なポイントだと思います。

創業塾でたまにこういう質問をする人がいます。

「今儲かっているビジネスって何ですか?」
「これから儲かりそうなビジネスってどんな分野ですか?」
「どうすれば手っ取り早く儲かりますか?」

まず、その質問をする時点でアウトです!!

その質問を投げかけている時点で、その人を応援したいという人はいないでしょう。
戦略は経営者自身に宿ります。
その人をみることで経営者としての戦略が見えてきます。

非常に安易に事業立地を考える経営者なんだなと。そのような野暮な質問は自分自身の価値を下げるだけなのでオススメできません。

ちなみにこの本には「儲かるから参入しよう」という人よりも「本当に困っている人をなんとか助けたい」という動機の人の方がうまくいく傾向にあるそうですよ。

経営理念の問題ですね。
今年の中小企業白書にも、創業企業が、その後、高成長企業として躍進している企業の特徴は貢献意欲が高く、逆に維持や衰退に向かっている企業の場合は自己都合が多いという傾向にありますので一致します。

それ以上に、成功するための事業立地の原則を良く考えなければなりません。
儲かりそうな事業立地は、競合も多くなり参入障壁が低い可能性が高い。
儲かりそうなビジネスだからと簡単に参入できるっていうことは、一気に競合も増えて沈む可能性も高いということ。

僕だったら、もっとも今儲からなそうな分野ってどこですか?って聞きます。
そこにこそ本当のヒントが隠れています。
新規参入が少なくて、業界内の競争もなくなりつつある業界を選択すること。そこに革新的な製品やサービスを投入することを考えます。

飲食店なら、業態の検討。
小売業なら、ネット販売。
建設業なら、ターゲットの再検討。

何をするか?をまずは最優先にして考えてみましょうね。


渋谷雄大
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