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自分のペースは捨てよう

by 渋谷雄大

昨日は千葉県野田市でコンサルティング。
今日は午後から前橋商工会議所で3件の個別指導でございます。
2月3月は、例年になくコンサルティング関係のお仕事が増えており、新しい刺激を毎日もらっています。
今日もどんな内容になるのか、ワクワク楽しみです!

実は講演会や研修会って、ある程度は「自分のペース」で進めることができるお仕事です。というか、講演会や研修会というのは受講者を自分のペースに巻き込むことなんです。
一方で、コンサルティングというものは「相手のペース」に自分を合わせることから始まります。事前に得られる情報は限られているため、当日、問診形式で相手の状況を探っていきます。ですから相手からでてくる症状に合わせて自分自身を合わせていくんですね。

そういう意味では、とても緊張するのですが、逆に常に新しい刺激を得られる仕事なんですね。

自分のペースと相手のペース

「自分流」、「自分のペースで」、「自分らしく」っていう言葉が大好きな方が多いですよね。
SNS上でもこんな言葉に溢れかえっているように思います。

ただ、本当に自分らしく働いている人は、決して自分自身を自分らしいなんて思っていないと思います。
仕事の質を高めていくうちに、周囲から見ると、「●●さんらしいや!」って言われる存在となるんです。
一方、自己陶酔型の人は「自分らしく生きていきます!」「自分のペースで仕事します!」みたいな発言を躊躇なく発信してしまう。自分自身の言葉に酔っているんですね。

でもこれって自分自身の成長を止める発想なんだと感じています。
自分を主体で考えるということは、周囲の刺激をシャットダウンする行為。
また、自分自身のペースで仕事をするわけですから、どうしても無理する機会がなくなってしまいますね。

脳が活性化するのは、今までやってこなかった新しい事に遭遇した時。
例えば、今までやってこなかったような仕事を依頼された時に、緊張しますが、脳は活性化しています。
自分のペースを守れば守るほど、新しい刺激に触れる機会は減少するでしょう。

僕自身の仕事の仕方は、相手のペースに自分を合わせてみるってことです。
一見すると無茶な要望であっても、それをやる方法は無いだろうか?と相手のペースに合わせる方法を考えて実践します。

コーチングの世界に「ペーシング・ミラーリング」という言葉がありますよね。
話す速度を相手のペースに合わせる=ペーシング。
相手の仕草や口癖などを相手に合わせる=ミラーリング。
営業の世界でも、これらが下手くそな営業マンが結構います。
相手が何を話しても、自分のペースを崩さない。
厳格な上司がいても、若者言葉で話してしまう。

相手があってビジネスははじめて成立するものです。
そういう意味でも、相手の視点を一切考慮しない「自分らしさ」ってやつはとても危険なのだと思っています。

そして、自分の成長を促すのは、未経験の体験です。
未経験の体験を得るには、他者に合わせることが一番カンタンでてっ取り早い方法なんです。
どんどん上司や取引先からの要求や要望にチャレンジして合わせてみましょう。
自分よりも上の人のペースに自分が無理やりあわせることで、自分の能力を大幅に引き上げることができるんです。

周囲との関係を見ずに、自分らしさを追求すれば、それは単なる「自己中人間」。
周囲に合せることで刺激を得る、結果、自己成長ができる。周囲から言われて気がつく「本当の個性」。


渋谷雄大
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