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弱いむすびつき

by 渋谷雄大

ご縁には強いご縁と弱いご縁があるんです。
アメリカの社会学者であるマーク・グラノヴェッダー氏が、”The strength of weak ties”(弱い紐帯の強み)を提唱しています。1970年に調査されたものを元にされていて、労働者が現在の職に就くにあたって誰の情報を参考にしたか?というものなのですが、良く知っている人(強い繋がり)よりもあまり良く知らない人(弱い繋がり)からの情報を参考にする比率が高いというものです。
強い繋がりからの情報を参考にした割合は16%。
一方、弱い繋がりからの情報を元にした割合は84%。

この分析は、強い繋がりのコミュニティは同じような情報が共有されるため目新しいものがなくなっていく。逆に弱い繋がりのグループでは、新たな情報が常に入ってくるため新鮮な情報が入りやすい。

特徴として、強い繋がりのグループには、強力なボスが発生し、そこに取り巻きが発生しやすくなります。結果として新たな情報が入りにくくなり、非常に風通しの悪い繋がりになっていくんです。

僕自身も「渋谷雄大つながり」というFacebookグループをやっていましたが、丁度1年前の今日、グループには閉鎖を決定したんですね。
この閉鎖という決断も、マーク・グラノヴェッダー氏の論理でいう”強い繋がり”になりすぎたのだと思った結果の判断です。

業界団体、大学のサークル、同業同士の会合、特定の人を啓蒙する団体、親戚筋、地域の繋がり、組合、などの強い繋がりに寄り過ぎると、新たな情報が入りにくくなっていきます。ですから定期的に強くなりすぎた結びつきを、薄める為にも空気の入れ替えが必要不可欠なんですね。

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渋谷雄大
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