LOG IN

差別化には消費期限がある

by 渋谷雄大

差別化って言葉があります。
人と違うことをやろう!やりたいことをやろう!自分の好きなことをやろう!他社と違うことをやろう!

とっても重要ですし、全面的に推奨します。
ただひとつあまり言われていないのですが、『差別化にも消費期限がある』ってことです。

オモテ差別要素とウラ差別要素をもつ

差別化していくためには、いくつかの差別化要素を組み合わせることってあまり言われないのですが、非常に重要です。
ひとつの差別化要素だけだと、真似されるリスクが高まりますし、差別化の消費期限が短くなってしまいます。

そこで解決策ですが、表向きの差別化要素ってものと、表にはでてこないウラ差別化要素の2つの差別化を定義するってことなんです。

飲食店を例に挙げると、『看板メニュー=オモテ差別化、料理人の腕=ウラ差別化』『◯◯ファンが集まる店=オモテ差別化、実は接待客を確実に捕まえるルートを開拓している=ウラ差別化』とかです。

ひとつの差別化要素だけで突き進むよりも、いくつかの差別化要素を組み合わせることで、真似されにくく、さらに差別化の消費期限が伸びるんです。

差別化の消費期限を伸ばす工夫と、期限切れを予測しておく

どんなものでも同じですが、差別化ってものにも消費期限が存在します。
言い方を変えると、ずーっと同じ切り口で商売はできないってこと。

差別化する際に考えておきたいのは、消費期限を伸ばす工夫と消費期限切れの時期を予測することなんです。

消費期限を伸ばすには、いくつかポイントがあるのですが、ひとつだけ。

『急速な拡大をしない』ってことです。

差別化ってあまりに急速に拡大・拡散させてしまうと、一気にしぼんでしまうんです。
販路や客層をある程度限定しながら、長期に渡って利益を積み重ねることがポイントです。
本当に差別化して、長期的に利益を出し続けている会社は、地味であるということです。
販路やプロモーションもある程度限定的に活動することで、息の長い商売につなげているということです。

次の、消費期限切れを予測することです。

予測するのはとても難しいのですが、ここでもひとつだけポイントを。

それは『賞味期限の設定』です。

『消費期限=もう食べられない期限』、ですが、その前に『賞味期限切れ』がやってきます。
賞味期限切れの基準を決めておくことが重要ですね。

客数が減少する、利益率が低下する、自分自身のやる気が低下する、周囲から人が遠ざかっていく、出版して本がブックオフに並びだす、などなど、賞味期限として設定できる基準はいくつも設定できます。

これを設定しておかないと、『気がつくことができず、手遅れになる』可能性があるんです。
自分自身では、なかなか消費期限がやってきていることに気が付けない。
だから、予め、基準をきめておくことで気が付きやすい状況を作るんです。

そしてここが最も重要なのですが、予め、期限が切れるって理解しておけば、次の差別化要素を仕込むことができるようになります。
一番まずいのが、今の差別化要素が、永続的に続くと思ってしまうこと。
そうすると、いつまでもそこにしがみつくことになります。

芸人と同じ

これって芸人の世界と同じですよね。

一発屋芸人てのは、一気に露出することで一気に消費期限を短くしてしまう。そこから残る、芸人は、今の一発芸に消費期限があることを知っている。

だから次の手を考えていくし、司会やトークの質を上げていくことで別の差別化を作っていくんですよね。

逆に一発屋芸人は、この芸が続くと勘違いしてしまう。

という事で、差別化は重要。でも諸刃でもあるってことだけは理解して取り組みましょうね。

LINE it!
このエントリーをはてなブックマークに追加



渋谷雄大
OTHER SNAPS